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≪ワークショップ形式≫のセミナーの上手な企画の立て方、進め方
セミナーには、「ワークショップ形式」というタイプがあります。ワークショップ形式のセミナーとは一体どのようなものなのでしょうか。今回は、ワークショップ形式のセミナーの概要やメリット、開催の方法などを合わせてご説明していきます。
一体どんなもの? ワークショップ形式のセミナーとは?
もともとワークショップとは、みんなで体験や練習、作業をしていく場という意味で使わられることが多くあります。一方で、セミナーは「受講する」などと言うように、基本的には座って講師の話を聞くというような状態を指します。
つまり、ワークショップは能動的体験であり、セミナーは受動的講義になります。
ワークショップ形式のセミナーは、この2つの特徴を組み合わせた、参加型の講義のことです。講師によるレクチャーを基本としながら、参加者にもいろいろな形で意見を出してもらったり、作業してもらったりしながら進行するセミナーのことを言います。
ここがメリット! ワークショップ形式セミナーのメリット
セミナーをワークショップ形式にすることでどんなメリットがあるのでしょうか。ワークショップ形式のメリットとしては、以下のものが挙げられます。
- 参加者が主体となるので、飽きずに楽しんでもらえる
- いろいろな立場からの意見が生まれる
- 皆で協力することから、効率的に話が進む
- 説得力のある結論が導ける
- 少人数でやることが多いので、参加者全員に理解が行き届きやすい
1回のセミナーに参加しただけでも、成長したという実感を与えやすく、次のセミナーにもつなげやすくなります。
重要な役割! ファシリテーターの存在
このワークショップ形式のセミナーで成功の鍵を握るのは、ファシリテーターと呼ばれる促進者(進行者)の存在です。
このファシリテーターは講師でも議長でもなく、他の人と立場は同等でありつつ、上手に盛り上げていくことが仕事になります。ファシリテーターは、誰かが自分の意見ばかり主張したり、無駄な議論をしたりすることを避けることが求められます。
ここだけは気を付けて! ワークショップ形式セミナーで注意するべきこと
ワークショップ形式のセミナーは、上手に回さないと、ただ騒がしくてまとまりのないセミナーになってしまいます。そうならないために、いくつか注意するべきことを挙げてみましょう。特に、ファシリエーターは気を配っておくべきポイントです。
時間進行
あらかじめ計画していた時間通りに進行するようにします。
全員に参加してもらう
同じ人ばかりに発言させないようにして、皆の意見をピックアップします。
休憩の時間を作る
ずっと参加者に作業をしてもらってばかりだと疲れてしまうので、コンスタントに休憩を挟むことも大切です。休憩の間に回りのほかの人と会話をすることで、さらなる発見をしたり、また新たな考えが思いついたりすることもあるかもしれません。
中だるみを防ぐ
ずっとひとりで作業をしたり、同じチームメンバーで議論をしていると、思考が固まってしまい、参加者の作業が止まってしまうということもあるかもしれません。
そんなときに効果的なのが、ワークショップの合間合間で、リアルタイムアンケート集計ツール「SmartClick」を使って、参加者全員の趣向や考え方のアンケートにとってみることです。
例えば、『新しいTVのあり方について考える』というテーマでアイデア出しをする場合、作業に入る前に「今どんな時間にTVをよくみますか?」「あなたにとってTVはどういう役割を担っていますか?」などのアンケートをその場でとってみて、共通認識を持って作業に入るとよいかもしれません。
リアルタイムに結果を見ることができるアンケートを行うことは、頭の切り替えになるばかりではなく、結果からほかの参加者の考えがわかるので、新たな発見を得えて、さらに思考の幅が広がり、作業が加速することにもつながります。
成功させるために! 事前に確認しておきたいポイント
参加者は皆、忙しい時間を割いて参加してくれています。セミナーは社内会議などに比べて、より時間をしっかりと管理しなくてはいけません。いくら有意義な内容だったとしても、時間管理ができていないセミナーは、参加者の満足度やリピート率は低くなるでしょう。
時間管理をしっかりと行うためには、事前のシミュレーションが大切です。ただし、一人でシミュレーションをしたとしても、当日参加者がいる状態になると、質問に対応する時間などができて、予定時間通りの進行ができなくなってしまうこともあるかもしれません。
そうならないために、時間がきたら合図を出す係を設けたり、利用するツールのチェックは進行係と別の人に託したり、ファシリテーターをサポートする役割なども設けておくと、スムーズな進行ができるでしょう。
ワークショップ形式セミナーは、成功すれば、主催者が一方的に喋るセミナーよりも、付加価値の高い内容にもできるでしょう。これからセミナーを行う予定がある方は、ワークショップ形式セミナーも検討してみてはいかがでしょうか。
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