コラム
Column

聞き手を飽きさせないプレゼンの進め方とは

プレゼンテーションをするうえで最も大切なのは、その「進め方」です。話の内容がどんなに素晴らしいものだったとしても、あなたの進め方次第では、その魅力が半減してしまう恐れがあります。逆に、すんなり頭に入る進め方をすれば、資料や言葉遣いなどが完璧でなくても、聞き手に強く印象付けることが可能です。ただ資料の内容を理解させるだけでなく、話を聞いてよかったと思われるプレゼンにするために、「進め方のコツ」をご紹介します。

ストーリーで相手を引き込む

プレゼンを進めるに当たって一番重要なのは、プレゼンテーションの目的(ゴール)を明確にしておくこと。そして、ストーリーを作ることです。
「ストーリーを作る」と言われても、何をどうすればいいの……? と首をかしげる人も多いでしょう。ここで言うストーリーを作るというのは、簡単に言えば下記を明確に示すということです。

  • 問題(課題、困難、試練)
  • 解決(プレゼンするもの)
  • 結果や変化

これだけでは、何のことか分からないという方もいるでしょう。そこで、ひとつ具体例を出してみます。
あなたのプレゼンの目的は、自社で開発されたカミソリを売ることだとします。その場合のストーリーは、以下のような組み立て方があります。

  • 毛深くて、朝髭剃りをしても夕方頃に生えてくる
  • ひげが濃い上に顔も濃いので怪しい人だと思われ、職務質問される
  • 自社のカミソリなら深剃りでツルツル
  • 夕方の剃り直しがいらない、職質もなくなった

ストーリーは「自分の経験談」のように話すことで、説得力を増すことができます。さらに失敗談(少し不幸な感じ)を出すと、共感を得られたり、親近感を沸かせることができます。ただし、このとき自分の話に熱中し過ぎたり、話がそれすぎないよう注意しましょう。

「結論サンドイッチ」が鉄則

プレゼンテーションのコツとして、「結論から話す」ということがよく挙げられていますが、結論から述べるのはなぜ大事なことなのでしょうか。それは、結論から話すことで、プレゼンテーションの内容に興味を持ってもらうことができるからです。
人は元々長い時間集中していることができません。ましてや何の話だか分からないままに喋られても、全く頭に入ってこないのです。「△△を使えば○○になります」と最初に言われれば、「なぜ?」という疑問が頭に浮かぶので、それを解決しようと自然に耳を傾けてしまうわけですね。

「結論サンドイッチ」とは、結論→根拠(理由)→結論のように、結論を言った後に理由をのべ、最後にもう一度「結論」を述べることです。理由を納得してもらったうえで改めて結論を提示することで、あなたが一番伝えたいことを、より印象に残すことができるでしょう。

飽きさせないコツは「相手を巻き込む」こと

聞き手を飽きさせないための手法として、プレゼンテーションの最中に「聞き手に話しかける」というものがあります。自分が一方的に喋り続けるだけのプレゼンテーションでは、聞き手の集中力を保たせることは難しいです。そして、このように聞き手を巻き込むことは、会場の一体感を作り出すことにも繋がります。

また、話すときの視線は資料やスライドではなく、常に聞き手に向けるよう意識をしましょう。会場全体を見渡しながら、聞き手の目を見て話すことで、聞き手は「自分のために話しているんだ」という気持ちになるので、話を受け取る姿勢が大きく変わるでしょう。

参加者を巻き込むための方法のひとつとして、「SmartClick」の使用もおすすめします。「SmartClick」は、プレゼンテーション中に質問を投げかけ、参加者にリモコン操作で回答てもらうことで、リアルタイムに参加者の声が集められるツールです。『今お話しした●●について、みなさんはどう思いますか?』など、話してきた内容に関する意見を聞いてみることで、ますます聞き手が参加者意識をもってくれます。また、こういったツールを利用したことがない人も多いでしょうから、“面白いプレゼンテーションだ”と一気に興味を持ってもらえることは間違いありません。

「SmartClick」の詳しい紹介はこちらから

要点は極限まで絞ること

限られた時間内で、自分が伝えたいことを、あれもこれもと全て伝えることは不可能です。プレゼンテーションをするときは、聞き手には「要点だけ覚えておいてもらいたい」という気持ちで臨むようにしましょう。話を広げすぎると、一番伝えたいと思っている肝心のポイントがぼやけてしまいます。要点は、シンプルにまとめましょう。専門用語などは極力使わず、その会場にいる誰でもわかるような簡単な言葉で、端的な表現をしてください。

最後に、プレゼンテーションに臨む前にはとにかく練習しましょう。練習をするのとしないのとでは明らかに差が生じます。誰かを相手にして(どうしてもひとりで練習したいという場合は人形などでも可)、声を出しながら、実際にプレゼンテーションをするときと同じように練習をしましょう。何度も練習を重ねることで、当日の流れを明確にイメージできるようになってくるので、プレゼンテーションをスムーズに進められるようになりますよ。

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