コラム
Column

事前に想定しておく。質疑応答で失敗しないプレゼン対策

プレゼンで行う質疑応答。どんな質問がくるのか、きちんと受け答えできるのか、時間通りにさばけるのか――想定外の事態も起こりうる質疑応答は、苦手に思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし質疑応答は、自分でも気づかなかった点からの切り口があったり、思わぬ方向へ話しが開けたり、新たな可能性が見つかったりと、可能性にみちあふれた重要な場面でもあります。苦手意識だけに囚われていてはもったいですね。

ここでは、プレゼンでの質疑応答をスマートにこなし、今後に役立てるための対策をご紹介しましょう。

プレゼン前に「想定される質問」を考えておく

「ここ突っ込まれたらイヤだなー」なんて考えているものは、大体質問されると思って間違いないでしょう。このように特に悪意あるもの、攻撃的なものの想定をしておくことが重要です。

本や雑誌、ホームページなどには「Q&A」の項目がありますが、それを参考にしてみると質問を想定しやすくなります。また、質問を考えることは、自分の中の理解を深めるのにも役立ちます。根本的な質問が思いついてしまったら、プレゼンの中であらかじめ説明するように原稿を書き換えるとよいでしょう。

「自分のプレゼンは完璧すぎて質問が見当たらない」という人は、事前に他の人に資料などを見てもらってみてください。きっといくつか、質問は出てくるはず。

その場ですぐに分からないことは、無理して答えない

万全に準備をしていても、意外なところから攻められることはよくありますね。考えもしなかった質問で、完全に答えが分からない時には、「その場しのぎ」が一番ダメな方法です。変にとりつくろっても、好印象を与えることはできません。

「そこは未確認でした」「盲点でした」と分からないことを認め、後で個別に答えメールを送ったり、次回までにリサーチしていたりと解決策を語りましょう。焦っても答えは見つかりませんから、慌てず、しっかりと事実を受け止めるようにしてください。

意見を頂いた場合は“素直に”受け止める

自分の意見と違うことを言われたり、何か指摘を受けたりした時は、まず素直に受け止めましょう。

心の中ではあれこれ反発があったり、反論があったり、意見があったりしても、まずはしっかりと受け止めます。間違っても質問者を責めたり、あなたが間違っていると指摘したり、ケンカ腰になってはいけません。ねちねちと発言者に質問返しをするのもやめましょう。意見がある場合は、まずは発言者の意見を受け止め、同意した上で一言加えます。

ただ、質問の意味が分からない場合は、あなたの言葉で意味を言い換えて「○○という質問でいいでしょうか?」と確認してください。

あなたが質問の意味を理解できない場合、大抵他の聴衆もわかっていないことが多く、そのまま進めても会場内のモヤモヤを増やすだけです。

そして最後に、質問者への感謝や敬意を忘れずに伝えましょう。発言者(質問者)は、たとえ嫌味でも、全く聞かずに無視している人や寝ている人より、よほど真剣にあなたの話に耳を傾けているということをお忘れなく。

ネガティブワードで終わりにしない

ネガティブな答えになってしまう時は、必ずポジティブな言葉で締めるように心がけてください。例えば成績や売上が不振の場合、それをそのまま伝えるのではなく、「この状況を受けて、新しいサービスを開発中です」など話題を上手くスライドさせたり、ネガティブワードを他の言葉におきかえてみたり、抽象的な表現にして悪い印象をやわらげたりしてみましょう。

同じ内容の話をしていても、語感を和らげるだけで印象はだいぶ変わります。どんな内容の話をしたとしても、人間の印象に残るのは最後の言葉。終わりをポジティブに結ぶことで、全体的に良い余韻を残しましょう。

質疑応答の際は、短く簡潔に答える!

そして最後に、「短く簡潔に」これが重要です。説明は長ければ長い程、わかりにくくなります。難しい言葉で長々説明されても集中力は続きません。また、長く説明した分だけ荒が目立つようになります。そしてなにより退屈してしまいます。

まずは質問の答えの結論、そして短めに理由という感じで説明すれば問題ありません。多少乱暴に感じても、間違ったことでない限りは、自信を持って言い切ってしまいましょう。

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