コラム
Column

日頃の習慣が大事!? プレゼンスキルを向上させるためには

年に何度もプレゼンテーションをする人でも、プレゼンテーションに苦手意識を持っているという方は少なくありません。特に、学生時代にプレゼンテーションをする経験がほとんどなかった方など、プレゼンスキルを身に着ける機会がなかったという方は、苦手意識が高いのではないでしょうか。
しかし、プレゼンテーションはコツさえ掴めば伝わりやすい話し方に変えることは可能なのです。ここでは、プレゼンスキルを上げるための方法をご説明しましょう。

「上手いプレゼンテーション」とは一体?

プレゼンテーションにも上手い、下手があるようです。どうしたら、プレゼンテーションが上手くなれるのでしょうか。
上手くなるための方法を考える前に、まずは「上手なプレゼンテーション」とは、一体どのようなものなのか、考えることから始めましょう。簡単に書き出してみてもいいかもしれません。パッと思い浮かぶだけでも、以下のようなものが挙げられるのではないでしょか。

  • 内容が簡潔で分かりやすい
  • 話に一貫性がある
  • 印象に残る
  • 話し手の意志が伝わる
  • 時間通りに始まり、時間通りに終わる

では逆に、下手なプレゼンとはどんなものでしょうか? もしあなたが「自分はプレゼンが下手だ」と思うのなら、その理由を探る必要があります。上手いプレゼンテーションと同様に考えてみましょう。

  • 意味がわからない
  • ダラダラ話していて退屈に聞こえる
  • 内容がありきたりで印象が薄い
  • 話があちこちにとんでいる
  • 内容を盛り込み過ぎて、何を言いたいのか分からない

意味がわからないというのが、一番の問題です。どうして分からないのか、プレゼンテーションの内容に問題があるのか、話し方に問題があるのかなど、様々な視点から考えてみる必要があります。脱線が多かったり、内容を盛り込み過ぎていたりしても、「下手なプレゼン」という印象を持たれてしまいます。
このように「分かりやすいこと」、「伝わること」このふたつがプレゼンを成功させるポイントとなるようです。プレゼンスキルを向上させるには、どうすればこのふたつを実現できるかを考えましょう。

プレゼンスキル向上の極意は「わかりやすく伝える」

誰にでもわかる言葉を使い、誰にでもわかるように説明する。無駄な修飾を付けずにシンプルに話をする。これだけでも意識をすることで、あなたのプレゼンテーションがスマートな印象になります。

また、無駄な言葉を極力なくすよう心がけましょう。よくありがちなのが、「あー」、「えっと」などの意味のない言葉。これらは、あなたが話すときにクセになってしまっている可能性が高いです。自分一人では気付けないこともあるので、周りの人に指摘してもらいながら直すようにしましょう。「大幅に」、「すごく」など具体的な数字がない修飾語、「このように」、「それら」などの代名詞も、無意識に使ってしまっている方が多くいます。こういった意味がない言葉は、多用すると意味がわかりにくくなってしまいます。

また、よくやりがちなのがプレゼンテーションに内容をつめこみすぎること。薄っぺらいプレゼンにしたくない、あれもこれも話しておきたい……。その気持ちはわかりますが、内容を過剰に盛り込むと、聞き手は混乱してしまいます。あくまでシンプルに、無駄はそぎ落すということを徹底してください。

上達の近道は「練習」を繰り返すこと

プレゼン本番は緊張したり焦ったり、予期せぬことの連続で上手くいかないことも多々あります。ただ、本番前に練習を重ねるか、全くしないかでは歴然とした差が生じてしまいます。頭の中でイメージするだけでは不十分です。最初から最後まで声を出してみると、流れがスムーズではない箇所や、話してみると自分でも意味が分からないところなど、様々なことに気づかされるでしょう。何度も練習をしたり場数を踏むことで、プレゼンテーションに慣れることがプレゼンスキルの向上に繋がります。

普段の会話や会議でも、話す順やまとめ方を意識して話すようにしてみましょう。どのような流れで話をするか、どんなストーリーだと相手の心に響くか。身近なところから工夫することで、分かりやすく伝える技術が向上していきます。
また、自分が話している様子は、なかなか客観的に見られないものです。プレゼンが実際にはどんな風に見えているか、人に見てもらって意見をもらったり、動画を撮って後から確認してみたりするのも効果的でしょう。

これまで挙げた内容を意識して練習するにしても、どんなプレゼンを目指せばいいのか、目標とするものがあるとよりやる気が出るかもしれません。他の人のプレゼンをたくさん聞いて参考にしましょう。上手だなと思ったプレゼンは何が優れているのかを考え、下手だなと思った人のプレゼンは、何が原因でそう思うのかを分析してみてください。最近はインターネット上にプレゼンテーションの動画なども多数上げられているので、様々なプレゼンを閲覧することができます。
著名人の講演会を開催している「TED」の動画なども活用すると良いでしょう。有名な人のプレゼンテーションを見ると、話し方はもちろんですが、その人の考え方などもとても勉強になりますよ。

参考)
TED
世界のあらゆる分野における、第一線で活躍する人物たちの講演。英語で行われていますが、日本語字幕付きで視聴できる動画もあります。
TEDxSeeds
「TED」の方針に沿って各国が独自に運営している「TEDx」の日本版。こちらは日本語での講演を視聴できます。

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