コラム
Column

セミナー・イベントのアンケート 必要な項目と作成のコツ

セミナーやイベントに欠かせないのがアンケート。聴衆の「生の声」が聞ける貴重な機会です。アンケート結果は、今後のサービスや経営を大きく変えていく力を秘めた、非常に重要な参考資料・意見・お客様名簿となります。アンケートをただのセミナー評価の通信簿としてしまうか、価値あるものにするかはあなた次第、質問次第です。

どんな目的、ゴールを目指してアンケートをとるか。アンケートを何に使うのか考えて作成することが重要です。ここでは、セミナーでのアンケートでどんな項目を設定すればよいかをご紹介します。

なぜアンケートをとるのか? 理由が重要!

さて、あなたがアンケートをとる目的は何でしょうか。アンケートの設問は、当然目的によって変わってきます。アンケートの利用目的別に、聞くべき項目を探っていきましょう。

●顧客を獲得したい場合のアンケート項目

(例えばこんなケース)

製品発表会において、見込み顧客をアンケート結果から見つけ出したいとき

(アンケ―ト項目)

  • 紹介した製品を欲しいと思ったか
  • 購入にあたって気になる点など
  • 名前
  • メールアドレス
  • 電話番号、住所などの連絡先

セミナー、イベント後にコンタクトをとる際に使う情報を集めます。まず最低限記入してもらうべきなのが、メールアドレス。そして名前、電話番号、連絡先も記入してもらえると、連絡をとるための手段が増えるでしょう。ただし名前については、無記名OKの方が本音を聞けるかもしれません。また、その商品を購入したいと思ったかどうか、購入する場合に気になっている点は何かなども、必ず記入してもらうようにしましょう。これによって有効なお客様になるかどうかある程度の判断ができます。

そのほかに製品に関する疑問点や、詳しく知りたい情報についての項目を用意しておき、こちらから連絡し回答をするという形式を設けるなど、連絡するきっかけとなるものを作ることが大切です。

●リサーチしたい場合のアンケート項目

(例えばこんなケース)

モニター調査を行い、これから出す商品のセールスポイントになりそうな点や改善点などを確認したいとき

(アンケート項目)

  • この製品のどんな点に魅力を感じたか
  • 製品の価格設定についてどう思うか
  • 今後追加した方がよいと思う機能など

大人数のモニター調査時など、数値的な指標で回答を得たいときに有効です。
回答結果から活かしたい点を事前に洗い出し、その結果をきちんととることができる質問内容を準備することが必要です。また、質問内容に対して具体的な回答を1~5などの項目から選んでもらえるよう準備しておきましょう。そうすることで、集計もしやすくなります。

●セミナーに対する評価を知りたい場合のアンケート項目

(例えばこんなケース)

開催したセミナーの反応を確認し、次回からのセミナーをより良くしたいとき

(アンケート項目)

  • 本日のセミナーに対しての満足度
  • 話の内容の分かりやすさや理解度
  • 特に参考になった話
  • 今後実施してほしいセミナー内容

セミナー自体、誰かの役に立つというのが売りの場合は、次回さらに有効なセミナーにするためにもアンケートは重要です。
今後の改善に役立てるため、セミナー自体を細かく評価してもらう項目を作っておく必要があるでしょう。ただ、評価のレベルについて自由記入だけで回答いただくと、人によって表現方法に違いが出て判断や集計がしにくくなります。(a,大変満足 b.まあまあ満足 c.やや不満 d.非常に不満)といったレベルが選べる項目をあらかじめ用意し、その理由については自由記入で書いてもらうと良いでしょう。そうすることで定量と定性の両方で満足度が推し測れるのでよいでしょう。

項目を盛り込み過ぎないよう注意!

聞きたいことはたくさんあるかと思いますが、欲張りすぎてはいけません。あれもこれもと盛り込むと、返答する側もウンザリ。多くてもA4用紙1枚にまとめるようにしてください。

回答したくなる言葉選びを!

また、アンケート内容を抽象的にしすぎては、何を書いてよいのかわからなくなり、結局何の返答も得られなくなる恐れがあります。「感想をお書きください」という自由すぎるものでなく、選択式にしたり、「○○についてどう思いましたか?」など質問を絞ったりするよう工夫しましょう。

さらに、人は思いのほか優しさが強く、アンケートの際でも大っぴらな誹謗・中傷、意見は避ける人が多くいます。特に負の意見、マイナス要素を聞きたい時には、「○○という意見(否定的なモノ)もあるが、あなたはどう思いますか?」など、否定的な意見はあなただけでない、という前置きを作ってあげると、率直な意見を引き出しやすくなります。

重要項目はアンケートの初めの方に持ってくる

気合を入れてアンケートを書きはじめても、人間の集中力には限界があります。アンケートの最後の方は書き手の集中力がきれるため、回答率が低くなったり、良い回答が得られなくなったりする確率が高くなる傾向にあるようです。時間に迫られ、おざなりになってしまう可能性もありますね。一番聞きたいことは、初めにもってくるのが鉄則です。項目の優先順位、そして関連性を考えながら、質問事項を並べるようにしてください。

質問したい内容が多い場合には、セミナーやイベントの休憩時や終わった後に回答時間を設けるのではなく、プレゼンテーションをしながら質問をしてみるのもいいでしょう。プレゼンテーションの最中でのアンケートに活躍するのが「SmartClik」というリモコンによるアンケート集計ツール。直感的な答えがもらえるので、本音に近い回答をもらえるかもしれません。

「SmartClick」の詳しい紹介はこちらから

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