セミナーの後には、多くの場合アンケートを取ります。リアルな声を直接知ることのできるアンケートは、今後のために大いに役立つ材料となります。しかし、質問の内容が的外れでは、有益な情報として活用していくことはできません。

例えば自社の商品説明をしたプレゼンテーションで、セミナーでの話し方、時間、資料はどうだったかなど、セミナー自体の評価だけを聞いたところで、商品の今後の資料にはなりませんね。商品をよりよくしたい、お客様の声を参考にしたい、ニーズを知りたいと思うなら、それなりの質問が必要になるのです。

ここでは、アンケートの目的別に設定すべき項目の例と、何のために質問するかを挙げていきたいと思います。質問内容に悩んだ時は、これらの例を是非参考にしてください。
※あくまでも一例です。それぞれの置かれている立場や状況に置き換えてアレンジしてお使いください。

製品説明会・新製品発表会などの場合のアンケート内容例

【目的】製品の評価を確認し今後のセールスや商品開発に役立てる

●製品の認知度を知るため
Q.この商品について知っていましたか？

●製品がどれくらい売れそうか予測をつけるため
Q.今回紹介した製品を欲しいと思いましたか？
Q.購入するとしたら時期はいつくらいになりそうですか？

●実際に消費者が感じるセールスポイントを把握するため
Q.今回の製品で一番魅力的に感じた点はどこでしたか？

●セールスの際のフォロー資料を準備するため／今後の商品改良に役立てるため
Q.逆にここは改善してほしいと思う点はありましたか？

●今後の価格設定の参考にするため
Q.製品の価格は適正だと思いますか？

●新商品の案内、今後のセールスに役立てるため
Q.名前、連絡先、性別、年齢、職業、（案内メールの可否）

セミナーや社内研修・勉強会の場合のアンケート内容例

【目的】話をした内容の理解度や改善点を知るため

●受講者の理解度（満足度）を把握するため
Q.本日のセミナーの内容は理解いただけましたか？
Q.もしここが“わかりづらかった”という点などがあれば教えてください。

●講師のスキル向上に役立てるため
Q.話の内容はわかりやすかったですか？
Q.話すスピードは適切でしたか？
Q.講師の声は聞き取りやすかったですか？
Q.プレゼン資料はわかりやすかったですか？
Q.特に印象的だった話があれば教えてください。

●今後の研修・勉強会の運営に役立てるため
Q.本日の勉強会の時間は適切でしたか？
Q.営に関しての要望があれば教えてください。
Q.どこでこのセミナーをお知りになりましたか？
Q.今後実施してほしいセミナー内容やテーマがあれば教えてください。

●フォローアップするため
Q.名前、部署名（社内メンバー）
Q.名前、連絡先、性別、年齢、職業、（案内メールの可否）

このように、アンケートの目的別に項目を設定していきましょう。アンケートであなたが集めたい、知りたい情報は何か。そしてそれをどう活用していくかを考えていけば、とても価値あるアンケートをとることができるでしょう。

ちなみに、これらのアンケートは、リモコンによるアンケート集計ツール「SmartClick」を使うと便利です！
SmartClickとは、パワーポイントのスライド上に用意しておいた質問に、参加者にリモコンを使って答えてもらうツールです。このツールを使えば、今まで紙のアンケートで行っていた、配布・回答・回収・集計の作業が、非常に簡単に一発で行えます。こういった便利なツールを活用して、より有効なアンケートの実施を行ってください。

→「SmartClick」の詳しい紹介はこちらから