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目的・用途別 プレゼン資料の構成方法
プレゼンテーションに欠かせない資料は、構成次第で伝わりやすさが変わってきます。相手に興味を抱かせ、あなたの目的を達成させるためには、どんな構成にすれば効果的なのでしょうか?
今回は目的別に、プレゼン資料構成のポイントをご紹介しましょう。
◆「製品説明会」の資料構成 ~相手に「欲しい! 」と思わせる~
商品説明を聞きに来ている人には、製品を使うとどんなメリットがあるのかを早めに伝えることが大切。あなたの主張を伝えるのではく、相手にその商品が「欲しい」と思わせなければなりません。それを念頭に置き、資料構成を考えてみましょう。
≪製品説明会の資料構成の例≫
- 興味を引くワードを使い、現状を語る/その商品を取り巻く市場環境を紹介する
- 商品の内容を一言で説明する
- 商品のコンセプトやテーマを説明する
- ターゲットを定義する。
- 対象者のどんな問題を解決し、商品の使用後どうなるかを説明する
- その問題解決のために、どんな機能を持たせているのかを説明する
- どんな状況で使うか、使った結果どうだったか、実績や裏付け、実例を紹介する
- 商品購入への呼びかけ
聞き手にとって「なぜこの商品を購入したほうがいいのか」を明らかにして、それを納得させるようなストーリー作りを考え、資料を構成していきましょう。
◆「社内研修」の資料構成 ~飽きさせない工夫が大切~
社内研修は、「参加させられている」という態度を持って臨む人が少なくありません。他人事、無意味だと思わせない工夫をすることが大切です。社内研修の場合は、あなたが伝えたい内容からストーリーを作り出し、効果的な流れを模索していきましょう。
≪社内研修の資料構成の例≫
- 研修の開催目的の説明を行い、参加への動機づけを図る
- 研修のスケジュールを発表する
- 研修の内容について簡単に説明する
- 研修内容
- 復習として、研修の内容を簡単にまとめる
また、単調な説明ばかりにならないよう気を付けなければなりません。相手の気を逸らさないためにも、受講者の特徴や業務を把握し、受講者のレベルを考えましょう。相手の心に響く分かりやすい言葉、食いつきそうな話題を探すのも重要です。
≪具体的な工夫例≫
- 事前アンケートなどを実施し、不安や知りたいことなどのネタ収集をする
- Q&A方式にする。先に知っておいてもらいたいことを問題として出題してみる
- 一部を隠すなどして注意をひきつける
- あえて資料に全てを表記せず、書かれていないことを発言して注目させる
■参考■Q&A形式のプレゼンで役立つツール
このようにQ&A形式のプレゼンテーションにしたいときに便利なのが、Smartclickという、「リモコン」を使ったアンケート集計ツールです。
Smartclickの使い方はとても簡単。まず、パワーポイントのプレゼン資料の中に設問を折り込んでおきます。そして当日、参加者に回答用のリモコンを配布し、該当番号をリモコンで押してもらうと、その場で集計結果の表示ができます。
このように、プレゼンテーションの途中で、参加者の理解度や考えを把握したり、ここまでの話の分かりやすさなどを評価してもらったりして、その後の話の流れに軌道修正をかけていくことで、より参加者を惹きつけるプレゼンテーションにしていきましょう。
→SmartClickの詳しい説明はこちら
研修の内容は資料にすべてを書いてしまうと、後で読めばいいという気持ちが働き、話を集中して聞かないことがあります。文字はほどほどに、図や写真などを多用してみましょう。
◆「セミナー」の資料の構成 ~伝えたいことは最初と最後に!~
セミナーでは、ターゲットを明確にする必要があります。「○○に悩んでいる人」、「○○がやめられない人」、「○○したいと考えている人」……など、「これは自分に当てはまる! 」と思わせることができれば、あなたの話に集中するようになります。
そして、このセミナーを聞くとどうなるかを示します。「○○が解決する」、「○○をやめられる」、「○○ができるようになる」など、聞き手のメリット、明るい未来を具体的に語るのです。
「相手の知りたいことをいかに示すか」ということが需要。聴き手が納得しやすいような、根拠づけを大切にしたいですね。具体例や数字などを盛り込みましょう。
≪セミナーの資料構成の例≫
- セミナーのターゲットを発表し、このセミナーを受講するメリットを説明する
- セミナーの流れを簡単に説明する
- セミナーの内容
- まとめとして、セミナーの内容を簡単に復習する
- あらためてセミナーのメリットを説明し、実行を呼びかける
セミナーの資料を構成する際は、伝えたい項目を絞り、書き出しながらストーリーを考えましょう。最初に目次を作り、ページごとのタイトルを箇条書きにし、並べ替えると構成しやすくなります。「こんな人はこんな風に明るい未来が待っている! 」という要の部分は、最初と最後に必ず入れるようにしたいですね。
こうした流れの中にも、Smartclickを使ってアンケートを入れたり、参加者の理解度を把握するための小テストを設けたりしてもよいでしょう。
→SmartClickの詳しい説明はこちら
プレゼン資料の構成の仕方は様々ですが、どの構成でも大切なのは「相手にとってのメリットを提示してあげる」ことです。このメリットは最初と最後、そして内容にも繰り返し盛り込んであげると、あなたがプレゼンする目的を、達成しやすくなるはずです。
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