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プレゼン資料や目的に応じたグラフの種類と使いわけのコツ
資料作りをする際に、必ずと言っていいほど使うのがグラフ。グラフには様々な種類がありますが、どのようなときにどのグラフを使うのか、迷ったことはありませんか? また、作ったグラフがどうも分かりづらく、しっくりこない……なんて経験はないでしょうか?
今回はグラフを使うタイミング、グラフの種類の使い分け、見やすくするコツなどをご紹介します。
要所に使ってメリハリを!グラフを使うタイミング
資料は分かりやすさが第一。文章だけではなくグラフやイラストなどを使い、相手に説明しやすいものを作成しましょう。また、グラフよりも表にした方が分かりやすいときもありますから、よく吟味する必要があります。
そしてグラフを使う前に、どのタイプのグラフを利用すれば理解しやすいか、伝わりやすいかを考えるのが重要です。
余計な要素は極力排除! グラフを使う時の注意点
グラフは一歩間違うと余計に見づらくなったり、ただの数字やデータの羅列になっていまいます。項目を選定し、余分なものは省くよう、工夫することが大切です。注目すべきポイントを明確に示し、情報を入れ過ぎないようにしましょう。
大切なのは数値そのものよりも、数値が表している意味です。グラフを使って何を伝えたいのか、訴えたいのかを念頭におくことが、分かりやすいグラフを作るための心構えといえるでしょう。
何をみせるかで決まる! グラフの種類の使いわけ
<円グラフ>
全体の中での比率をみせるときに使います。グラフ作成の時に注意したいのは、円グラフを立体的にすると、実際の数値と、見た目の印象が目の錯覚により変わってしまうこと。また、項目が多い場合は見えづらくなりますので注意が必要です。特に意図がない限りはフラットなグラフにした方が見やすく、数値も伝わりやすくなります。
<棒グラフ>
数値の比較をみせるときに使います。項目数が多い場合は円グラフよりも棒グラフの方が見やすくなります。また、色を分けて重ねたり、折れ線グラフと組み合わせたりと、幅広く応用が利くのも便利です。
<折れ線グラフ>
数値の変化や推移をみせるときに使います。折れ線グラフは、線や点、背景の線などごちゃごちゃしやすいので、なるべくスッキリさせて、折れ線自体を目立たせるよう心がけましょう。
そのほかにも、帯グラフ、ヒストグラム、散布図など様々な種類がありますが、まずは上に挙げたお馴染みの3種類をマスターしていきましょう。
グラフを見やすくする5つのテクニック
1.スライドと色を合わせる
資料全体で使っているテーマカラーを使用しましょう。目立たせたいからほかの色を……というのは、逆効果です。グラフだけ全く違う色を使うと浮いてしまい、まとまりのない印象になります。資料自体の信用度やイメージが悪くなる可能性がありますから、ご注意を!
2.強調したいポイントの色を変える
グラフの中で強調させたい場所以外には、灰色などの無彩色を使い、目立たせたい箇所だけを色で表現してみましょう。注目すべき点が明確になり、見る人に印象付けることができます。
3.数字を付ける
目立たせたい箇所だけに数字をつけると、より強調されます。全てに数字を表示する場合は、重要ポイントだけ文字を大きくする、色を変えるなど工夫しましょう。また、数字を大きく、単位(%、個など)を小さく表示すると見やすく、見栄えも良くなります。
4.吹き出しや円、矢印を付ける
注目して欲しいポイントには、吹き出しや矢印を置くと目立たせることができ、視線を集めます。どこを見ればいいのかが一目瞭然で、伝わりやすいグラフとなります。
5.シンプルにする
余計な背景、線、立体感、陰影などは極力省き、シンプルにみせるグラフを作成しましょう。本当に必要な情報はどれなのかを、厳しく選定してください。
ほんの少しのコツさえ掴めば、あなたの資料を格上げする、見やすく分かりやすいグラフ作成ができます。今回ご紹介したポイントを、ぜひ実際の資料作りに役立ててくださいね。
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